世界一周ローカル旅

修行僧ジャムとクワンシーの滝

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まいど!横山笑来です。

 

プーシー寺の横でジャムと話している。

 

「クワンシーの滝へはもう行った?」

 

まだ行ってないよー。

 

「もし今日の午後時間があれば僕の友達と一緒に行かない?」

 

お、良いねー!行こう行こう!

 

 

この日はラオス旧正月休暇の最終日だったので、ジャムは休日らしい事がしたかったそうだ。

 

クワンシーの滝と言うのは、ルアンパバーンから車で約40分の所にある大きな滝で、その滝壺や、下流の辺りでは泳いだり出来るようになっていて、この猛暑で奪われた体力を回復させたい観光客の多くが訪れる。

 

僕はこの滝の存在を知ってはいたが、特に行く予定にはしていなかった。

 

でもジャムに誘われれば話は別。一旦昼食をとりに戻り、昨日初めて会った図書館の前で待ち合わせをした。

 

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僕は約束の10分以上前に図書館の前に着いていた。

 

安いトゥクトゥクを探す為だ。
ジャム曰く、ルアンパバーンクワンシーの滝(2時間滞在)ルアンパバーンで、200,000キープ(3,000)が相場らしい。高過ぎる!!僕が宿泊している宿は一泊30,000キープ(450)なので、約一週間分の宿代を支払う計算になる。

 

ジャム達、僧の生活は人々の寄付で成り立っている。彼らはほとんどお金を持っていないので、僕が3人分のトゥクトゥク代を支払わなければならない。だから余計に交渉を頑張らなければならない。

 

10人近くトゥクトゥクドライバーに事情を話しつつ交渉し、3人で100,000キープで行ってくれる軽トラを改造したドライバーが見つかった。運良く同じタイミングでクワンシーの滝へ行きたい観光客が他にも3人いたからだ。僕達を合わせて6人でクワンシーの滝へ向かう。
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滝に着くとやはり観光客で賑わっていた。百数十メートル続く川沿いの辺りでは、川で泳ぎ、はしゃぎまくっている。

 

 

ただし僕達はここでは泳がない。

 

修行僧は、その名の通り修行中の身なので、女性に対する際の制限もある。例えば、「向かい合わせでイスに座って喋る」のは問題無いのだが、あまり近付いたり、触れたりすれるのはご法度とされていて、もちろん付き合ったり結婚するのも禁止である。その為、一般の観光客が多いエリアでは泳げないのだ。

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トレッキング開始。
急勾配な道なき道を進む。息があがってきた頃に滝の更に上の上の辺りに到着する。そこは波の立たない穏やかな湖になっている。観光客もほとんど居ない。

 

思いっ切り飛び込んだりして遊んだ。
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竹で出来たイカダがあったのでレンタルして、湖を少し冒険する。これがジャム達はめちゃくちゃ楽しかったようで、良い顔をしていた。イカダの上でゆったりとした平和な時間が流れる。

 

僕は彼らに思い切って聞いてみた。

 

「エロ本とかエロサイトとかはぶっちゃけ見たりするの?」

 

ジャムは落ち着いた口調で答えてくれた。
「寺に修行で住む前には見た事はある。でも住み出してからは一度も無いよ。正直そういう気持ちになりそうな時はあるんだけど、自分で自分をコントロールして、そういう気持ちは押し殺すんだ。もしそれが出来なければ寺には住めないんだよ。
修行中の身だからね。
寺を出るまでの我慢だね。」

 

そう言ってゆっくりと笑っていた。彼の背後に仏陀が見えた。

 

将来の話をしてくれた時も、「寺を出た後は、普通の人生を送るんだ。ショウキみたいにね。」

 

時々やはり彼は僕の様に自由に生きる人を羨ましがっていると思う。ここで言う自由に生きる人とは、いわゆる一般人のことだ。生きていく上で特に制限無く生きている人々。

 

女性とは普通に接して大丈夫だし、
早朝の托鉢も、
寺の掃除も、
夕方のお祈りもしなくていい。

 

知識としては知っていても、本人に聞く話はとても重みがあった。若干12歳の時、彼は出家の道を選んだ。

 

宗教の事とかはあまりよくわからないけど、僕より10歳も年下のこの少年は、立派だ。

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彼は人生の意味を知っているだろうか?

 

 

宗教、自由、労働、学問、挑戦、趣味、将来、過去、夢、行動、思いやり、感謝、健康、家族、世界平和...。

 

 

夕方、ジャムのお寺でお祈りに参加させて貰った時、彼の背中を見ながらそんな事がフッと頭に浮かんだ。

 

横山笑来

 

いつもありがとうございます。

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