世界一周ローカル旅

アルバニア開業物語《第二章 決心》

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アルバニア開業物語《第2章 決心》
 
そんなこんなで動き出したお試し開業でしたが、なかなか準備はうまく進みませんでした。
地元民をバックパッカー用の宿に呼んで、日本食を食べてもらう。
ヨーロッパ人のくせに意外と内気なアルバニア人にとってこれはなかなか敷居の高いものでした。
宿オーナーの友人・知人が食べに来てくれたりはしましたが、やはり新規客を呼ぶのはなかなか。
うちの宿では、なぜかアルバニア人にばかり積極的に吠えまくる犬を飼っていたり、他にも様々な障壁はありました。
 
そんなある日、オーナーの知人で近所でカフェバーを経営している人が、寿司に興味を持っているとの話が舞い込んできました。
さっそくそのカフェバーまで直接話しをしてきなさい、とのお達しで話を聞きに行ってみると・・・。
 
今後、集客の為にハッピーアワーを設けることを考えているそうで、そこで是非寿司を提供したいとのことでした。
ここで言うハッピーアワーですが、毎週木曜日、ドリンクは通常価格ですがちょっとしたおつまみ程度の食事を無料で提供しますよ!というもの。
ここに寿司が並べば宣伝効果も見込めます。
と、いうわけで早速翌木曜日から協力させて頂くことになりました。
寿司は2種類、ベジタブルロールと、ツナマヨロールという入門的なものを用意しました。
ほとんどの人が初めて寿司を食べると言った状況でしたが、評判は上々でした。
普段は点々と埋まるだけの客席も、ハッピーアワーの時だけは席にも座れず立ったまま、次の寿司はまだかと待つ人々まで現れるほど超満員になりました。
 
 
そのうち寿司のメニューも紙媒体で作り、個別にオーダーを受け付けるようになっていきました。
オーダーが入れば、宿のキッチンで調理し、テイクアウト方式で持ち帰ってもらいます。
週に1回、多いときは2回以上オーダーが入るようになりました。
そんな頻繁でもないので、オーダーは予約制で最低1日前には連絡をお願いしていました。
そうしないと買い出しが追いつかないし、僕も宿のボランティアと掛け持ちしていたからそんな急に勝手に動くこともできなかったからです。
しかし実際、メニューに表記した『1日前に予約してください』の文言はほぼ役に立つことは無く、ほとんどのオーダーがその日の日中に、今夜作ってもらえる?といったものでした。
本当に無理な時は断ったりしましたが、基本的には受け入れる形で(これで少しでも寿司が広まるならという思いで)急遽対応することもしばしばありました。
 
 
 
そんな中で、ここでもし僕が寿司屋をやっていれば、今ほしいと言われれば「あいよー!」と対応できるものの、やはり宿に住み込みでボランティアをやりつつということでできることの限界が生じる、ということへのジレンマが生まれました。
 
これが開業を決心することになった決め手です。
 
今年になってようやく初めての日本大使館がアルバニアにできて心の余裕が少しできたこと。
 
「Shoki」という名前がアルバニア語で友達と言う意味の単語とほぼスペルが同じこと、など他にもいろいろと理由はありますが、ただ居心地が良いだけでなくそういう運命的な何かを感じたのかもしれません。
 
 

 





 

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