世界一周の旅に出る前に、テレビでアルバニアが『ヨーロッパの北朝鮮』、自分たちの祖先が『鷲』であると信じている人もいると紹介されていて、どんな国やねんと興味が湧いたのを覚えています。
そんなアルバニア、特に行きたいところも当ても無いのですが、ちょっと時間を掛けて滞在してみたいと思います。
日本人からすれば結構マイナーだし馴染みの薄い国だし、どこにあるのかさえよくわからない国ですが、近代史を探求してみるときっと興味が湧く事でしょう。
という訳で今回はアルバニアの近代史をめっちゃ簡単にご紹介!
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アルバニアの近代史をめっちゃ簡単に!
古代よりローマ帝国、オスマン帝国など数々の国に支配され続けてきたアルバニアでしたが、1928年、ゾグー一世が王位につき、やっとアルバニア王国として独立を果たします。
その後第二次世界大戦の余波を受け、1946年、王政を廃止、エンヴェル・ホッジャを最高指導者とする共産主義国、アルバニア人民共和国として生まれ変わります。
しばらくはソ連の影響下で国家運営がなされていましたが、1961年、中国とソ連の対立を機にソ連批判を展開。
一方で中国には接近し、経済的援助を受けるようになります。
そんな中、1967年には中国の毛沢東による『文化大革命』の影響を受け、史上初の無神国家を宣言。一切の宗教活動を禁じられ、国中は大パニックに。
1968年にはワルシャワ条約機構を脱退し、なんとここへきて鎖国。
1976年、中国で文化大革命が収束すると、一転して中国を批判。
世界的孤立が一層進み、同年アルバニア社会主義人民共和国に改称。
唯一の頼みの綱であった中国からの援助も失い、1980年代にはヨーロッパ最貧国と揶揄されるようになる。
しかしそんな情報も隠ぺいされ、国内ではアルバニアが世界一裕福な国だと信じられていたらしい。(それもある意味幸せかもね)
1985年、エンヴェル・ホッジャが死去し、全国規模の反政府デモが頻発。
そこへ時の権力者ラミズ・アリアにより、1990年からは徐々に外交も行われるようになります。
1992年の総選挙では、非共産主義政権が与党となり、共産国家アルバニアは崩壊。
鎖国政策から転換し、国際復帰を急ぎます。
めでたしめでたし、と思われたのも束の間・・・。
なんと全国的にねずみ講が大流行!!
国民の大半がハマっちゃったんだって!!
国民が馬鹿だった訳じゃないですよ。長らく鎖国政策が取られていたせいで、国民は金融に関する知識が全くなかったからだそう。
ねずみ講の組織は、アルバニア国民から資金を集め武器を調達。当時紛争中だった隣国ユーゴスラビアへ密売して利益を上げ、それを配当としていた。(もちろん違法)
しかし1997年、ユーゴスラビアの紛争が落ち着くと利益が上がらなくなり、ねずみ講は崩壊!!
莫大な投資金が吹っ飛んだ、と暴動に発展。
米軍やNATO軍まで出動するほどだったんだって・・・。
現在のアルバニアは・・・?
現在は国民も様々な海外産のものにも慣れ、普通の(って基準がよくわからんけど)国としてみんな生活しています。
本当にこんな歴史があった場所なのか?と思うぐらい。
鎖国、ねずみ講大流行のせいで未だに経済は不安定だと言われていますが、正直そこまではよくわかりません。
物価はかなり安いです。
ビール1缶(500ml)が80円以下で買えます。
学生の頃一番苦手な教科は世界史だった僕ですが、現地でその土地に起きた出来事を学ぶのって本当に面白い!!
こんな珍妙な歴史を持った国は他にありませんよね。(知らんけど)
そろそろ夏も終わり肌寒くなってきたので東欧の他の国にも行かないといけないのですが、もうちょっとだけこの国を見てみようと思います。
アルバニア、ちょっとは興味湧きましたか?
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アルバニアもヨーロッパの最貧国って言われているのか~
どこがヨーロッパ最貧国か自分の五感で確かめる必要があるね
じゃない方のヨシヒコさん
まいど!
ですねー。ま、実際現在も安いですね。食費はかからんけど宿代がちょっと・・・。
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