世界一周ローカル旅

ワハーン回廊イシクシムで踏んだり蹴ったり

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「ちょっと署まで来てもらおうか」

いやいやいや!何で!?

 

「君たちツーリストだろ?登録しないと駄目じゃないか」
登録・・・って何の?

 

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確かウズベキスタンでは外国人が観光で入国した場合、滞在したホテルで必ず登録書を作成して貰わなければいけない。
その登録書が無いと違反になるので出国時にトラブルになると聞いたことがある。
何の為かって突然外国人旅行者が行方不明になった場合の手掛かりになるからだと言うが・・・(怖っ)。

 

でもここタジキスタンではそんな決まりは聞いたことが無い。
僕らの調査不足か、最近できたシステムなのか、言葉も上手く伝わらないしわからない。
気がつけば5人くらいの警官に囲まれなんかちょっと大事になってきた。

 

『中央アジアには偽警官がいて何かと文句をつけては賄賂を要求してくるという詐欺が横行している』

 

これはバックパッカーの間ではとても有名な話だ。
実際にその偽警官に街中で声をかけられ路地裏でカツアゲされたという被害者にもインドであったことがあったので、これは他人事ではないとキルギスに入国したときからずっと心の片隅に置いていたことだ。
日本を出発して1年4ヶ月経つがこれまでほとんど目立ったトラブルが無かった僕にとっては「とうとうきたか」といった感じだった。

 

シホさんとふたりでいわれのない連行にしばらくゴネてはいたが警官達は一向に下がる気配を見せないので仕方なくついて行くことにした。
まあ町にはなんか異様な数の警官や軍人が立ちんぼしているのでこいつらが偽警官ということはないだろう。

 

どういう巡り合わせか僕らが向かっていたホテルのすぐ手前に警察署はあった。
そこの窓口でパスポートを提出し、事務員がなにやらメモを取り数分で解放された。

 

なんだったんだ・・・。
とりあえず偽警官ではなさそうでよかったわ。

 

訳はわからないが何かいちゃもんでもつけられる前に逃げるようにしてその場を去り、すぐホテルに逃げ込んだ。

 

 

はぁーやっと落ち着ける、と思ったのも束の間。
ホテルの入り口付近にあるチャイハナで寝そべっている数人の男性の影が遠目から見えていたのだが彼らは軍人の様子。
チャイハナと言うのは中央アジアの至る所にある地面から一段上がったところに設けられた座敷みたいなものだ。
みんなここでくつろいだり食事をとったりする。
宿の人を呼んでくれたが今日は満室だと言う。

 


え・・・。

 

実は地図上ではイシクシムにホテルはここ一件しかない。
ホームステイ先が見つからない上にこのホテルが満室という事態を想定していなかったので3滴ほど冷や汗をかく。

 

「あの・・・他にホテルはありますか?」

 

恐る恐る聞いてみると宿の女将さんが行き方を教えてくれた。
こんなこともあるかとその女将さんに教わったとおりに道を行く。
道中、ホームステイ先の勧誘も忘れてはいけない。

 

ある一軒の民家のお母さんと少し良い感じの雰囲気にはなったのだがどうしてもスペースが無いとの理由で断られた。
事のついでにと僕らが聞いてきた2件目のホテルに案内してくれた。
なんて優しいんだ。

 

しかしあろうことかここも満室。
そのホテルの人にまた別のホテルを紹介してもらい、そこへ向かう。

 

そして・・・

 

なんとそこは休業中。

 

更にイシクシムには他にもうホテルや宿は無いとどこからか集まってきた住民やタクシードライバーたちが口を揃える。

 

「これ詰んでますね」

 

シホさんが思わず口にした。
僕もちょうど同じことを考えていた。

 

そう言えば旅が始まってから宿が見つからなかったという理由で野宿をしたことはまだ無かった。
でも高校生の僕が「世界一周」してみたいと思い始めた頃は、きっとそんなこともあるだろうと思っていた。

 

そうやん!想定内のことやん!
そんな風にも考えられた。

 

ただ同行中のシホさんは女性だということと、偽警官のこともあるので中央アジアでの野宿はなるべく避けたかった。
歩き疲れたのでほとんど車の通らない道路の片隅に荷物を降ろして休憩する。

 

とそこへTOEIC100点位の英語力の男とともに朗報が舞い込んできた。
どうやらその休業中のホテルを開けてくれるらしい。

 

え・・・まじで!!?

 

そのホテルを任されている女の子がなにやらこの男に吹き込まれたのが手に取るようにわかる。
女の子は僕らと話さずどこからともなく現れた他人のこの男が通訳として入る。
後の無い僕らをカモにして美味しいものでも食べるつもりなんだろう。
この手の男はこれまで回ってきた国のほとんどにいたが、ハッキリ言って邪魔でしかない。

 

「ツインの部屋で30ドル」

 

おーおー吹っ掛けてきなすった。
後の無い僕らはこの最悪出せなくはないこの金額で今日のところは泊まるしかなさそうだ。
とりあえず部屋を見せてもらう。
休業中にも関わらず開けてくれてことには感謝だ。

 

・・・めっちゃきれいやん。

 

ただそれにしても相場より高過ぎる。
でもこの男の前ではこれ以下の値引き交渉は無理だ。
それならとこの男から離れ決定権をもった女の子とこっそり話す。

 

25ドルでお願い!

 

願いが通じたのかその場で本当の決定権者である父親に電話してくれ25ドルで話はまとまった。
食事もWifiも無いんだからこれでも高いが仕方ない。

 

部屋は綺麗なツイン

 

バスルームも綺麗でホットシャワー

 

バルコニー付きのくつろぎスペースあり

 

たまには良いですな!!
こんなホテルに泊まるのも!!

 
☆この時の動画はコチラ☆

 

少し休んだら夕食の前にビールを買いに行く。
売店のお姉さんが少し英語を話せたので、次の目的地ホーログまでの交通手段を教わる為でもある。

 

タイミングのいいことにお姉さんの友人がちょうど明日ホーログへ向かうから相乗りさせてくれると言う。
翌朝7時にどこそこ集合ねっ!とお互いの顔写真を撮りその場に居なかったドライバーと確認が取れるようにした。

 

しかしこれが後に起こるあの忌々しい事件の引き金となっていたのだった・・・。

 
【あの忌々しい事件とは!?】

 

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One thought on “ワハーン回廊イシクシムで踏んだり蹴ったり

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