ロ、ロマンを駆り立て
ケ、気高く生き
ッ、突っ走る
ト、とんでもないことが起きそうな気がする
ス、すってんころりんって、長いわーーー!!!
ナレーション
バングラデシュは川の国。
日本の半分にも満たない国土には数多くの川が流れており、南部にはデルタと呼ばれる三角州が広がっている。
なんと雨季には国土の3分の1が水の中に沈むという。
まさに「川との共存」が最大のテーマのこの国では水運が盛んで、貨物船だけでなく旅客船も多く運航している。
なかでも首都ダッカと、クルナ(又はモロルゴンジ)を結ぶロケットスチーマーと呼ばれる外輪船が世界的にも珍しいと話題沸騰中である(僕の中で)。
しかしこのロケットスチーマーも御年80歳以上。
老朽化のせいかはたまた水位のせいなのか、原因は色々ありそうだがひとつ言えることは「いつ運航されるのかよくわからない」ということ。
現時点ではおそらく週数本だと言われている。
もうとっくに年金暮らしの老兵だが、まだ必要とされる使命感に駆られているのであろう。
今日も錆びた身体に鞭打ち走るのだ。
頑張れ!ロケットスチーマー!
さて、前置きはこの辺にして今回は運よくロケットスチーマーに乗船することが出来たのでそれについてまとめたい。
(♪旅人のうた/中島みゆき)
ロケットスチーマーまでの道のり
前述した通りロケットスチーマーは首都ダッカとモロルゴンジの間を片道約24時間かけて、途中数ヶ所に寄港しながら運航している。
今回の僕たちの旅では、コルカタから入国しダッカを目指すという予定を組んだのでモロルゴンジ発目線で書いていく。
調べによるとクルナからはここ2年ほど運航されていない様なので、まずはモロルゴンジへ向かうことをおすすめする。
インドからの国境を越えたらバスが出ているはずだ。
モロルゴンジへ着いたら真っ先にすべきこと
バスを降りたら目の前に川が流れている。その川を無料ボートで一気に対岸まで渡ってしまおう。対岸へ渡るとオートリキシャ―に乗ってロケットスチーマーのチケット売り場まで直行しよう。もうここはバングラデシュ。窓口がいつ開いているかなんてわからない。もし閉まっていてもそこから宿までは徒歩3分だ。
チケットの種類
バングラデシュの物価は目まぐるしく上昇中なのでこの情報よりも高くなっている可能性は十分あるが、2016年5月時点でのモロルゴンジからダッカまでの料金は1等船室が2,000Tk(約2,800円)、2等船室が1,050Tk(約1,470円)、デッキで雑魚寝が350Tk(約490円)だった。
室内の様子
1等船室・・・2,000Tk(約2,800円)
エアコン、FAN、テレビ、洗面台付きのツインルーム。2人利用または1人専用利用の場合は4,000Tk(約5,600円)
1等船室客専用デッキあり。
2等船室・・・1,050Tk(約1,470円)
FAN付きのツインルーム。2人利用または1人専用利用の場合は2,100Tk(約2,940円)
2等船室客専用デッキあり。
デッキで雑魚寝・・・350Tk(約490円)
これは辛そうだったのであまりおすすめはしません。
食事について
デッキで雑魚寝チームには船内販売員が巡回してくる模様。カレーとか食べてたよ。自分で弁当作って持ってきてる人も結構いた。販売員は1等や2等のスペースには入れてもらえないが、雑魚寝エリアまで買いに行くことは可能。寄港したタイミングで行けばいいと思う。
1・2等船室客はそれぞれ専用の食事スペースがあり、注文すれば用意してくれる。
昼食500Tk(約700円)、夕食400Tk(約560円)で内容はほぼ同じものが出てきた。水ボトルも購入可。
ダッカ到着地
1日目午前9時モロルゴンジを出発し、翌朝午前8時前にダッカに到着した!
最後に
何度も言うがこのロケットスチーマー、いつ運航しているかが不明である。それゆえに乗る価値があるってもんだし、やっぱり船旅は気持ちいい!!夜は虫が多いぞ!!日程には余裕を持っておきましょう。ランキングクリックもよろしく頼んます
新しいバナー作ってもらっちゃったよおおおおああああああ♪♪♪
来週バングラに行くのですが、ダッカ〜ボリシャルで船に乗ることになっており、同行の仲間がこちらの記事を教えてくれました。とても興味深く読ませていただきました。面白そうだけど、ドキドキも。とりあえず、乗ってきます!
ヨロレイさん
コメントありがとうございます。船旅は面白いですよねー!僕は大好きです。
ボリシャルってどんなところなんでしょうか。楽しんでくださいね!