今回はコルカタにあるカーリー寺院へ行ってきた時の話です。
カーリーとはヒンドゥー教神様の一柱で、とても残虐。
最強にして最凶な神様です。
ヒンドゥー教三大神の一柱シヴァの奥さんの化身の一柱。
血と殺戮の女神と呼ばれ、生首のネックレスをしています。
たくさんの悪魔を殺した後も怒りが収まらず、夫であるシヴァが踏みつけられ我に返ったと言われています。
そんなカーリーに捧げる為か、コルカタにはカーリー寺院が作られ、そこでは毎日山羊の首がハネられます。
平日の昼間から本当にたくさんの人がこの寺院に集まるのです。
こんなにも残虐な神様が、何故にこんなに人気なのか、その謎に迫ります!!
これから首をハネられる山羊たちが、金持ちの家族とともに続々と現れる。
アメリカンカジュアルや、スラックスにワイシャツと言った服装の家族と、白装束の男に囲まれた山羊は少しそわそわしていた。
白装束の男がなにやら呪文の様なものを唱え始め、金持ちの家族はそれを見守る。
他のインド人と同じように赤い色素をおでこにチョンと付けられ、赤いハイビスカスの様な花を首に巻かれながら、山羊はその花をむしゃむしゃと食べさせられている。
これと同じような集団が周囲に幾つかある。
そして儀式が終わった順に山羊は黒い建物の中へ連れて来られる。
さっきまでヒンドゥー教徒たちが祈りを捧げていた場所だ。
全身に水を掛けられて男に抱きかかえられる。
ここまで来ると山羊も本格的にこれから何が起きるかを察し、口をいっぱいに開けてメェメェーと鳴き叫んでいた。
男は片手で前脚二本、反対の手で後ろ足二本をしっかりと持ち、山羊の首をギロチン台の上へ放り投げるようにして寝かせる。
そこは1m位の高さで下の方に穴が開いている木製のポールが2本、山羊の頭より少し広い間隔で立っていて、その2本のポールの間に山羊の首は放り投げられるのだが、別の男が細い棒で山羊頭と2本のポールの穴の開いた部分に引っ掛けて固定する。
この間、山羊は恐ろしいほど鳴き叫んでいる。
しっかりと首が固定された事を確認すると、山羊の脚四本を抱えている男はそのまま山羊を引っ張り首の辺りをピーンと伸ばす。
そして次の瞬間、別の男によって山羊の首に振り落される大きな鎌。
スパッと何の抵抗も無かったかのように切り離された首と胴体。
首は目を開けたまま動かなくなるが、胴体はしばらく首元から血を吹き出しながら動き回る。
次の順番の山羊はこの一部始終を見ていて、鳴き、逃げようとする。
しかし耳を引っ張られて逃げることが出来ない。
この日は全部で10頭位の山羊がこうして首をハネられていた。
切り離された胴体は再び全身に水を掛けられ、そのまま首元から血を垂れ流しながら50m程離れた解体場へ引きずられ連れて来られる。
建物の柱に片方の後ろ脚をロープで固定されて吊るされ、早速全身の革が剥がれていく。
最初に固定されていない他の3本の脚が付け根から切り落とされ、お腹が開かれると内臓がごそっと垂れ出てくる。
出てきた内臓はまだかすかに呼吸していた。
残った胴体の骨組みも大きな塊で幾つかに分けて切り落とされ、最後に固定された脚を切断する。
大きく切り分けられた山羊の身体は、すぐ隣で一口サイズに切り分けられていく。
そしてその山羊はまた金持ちの家族が大きな袋に入れて引き取っていった・・・。
その後、山羊はカレーに調理されて、貧しい人々に配られるそうだ。
横山笑来
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