世界一周ローカル旅

バゴー~イスラム教の学校に潜入せよ~

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まいど!横山笑来です。

 

バゴー行きの電車は程良く埋まっていた。
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午後5時、意外なほど定時に電車は発車した。

座席は一番安いものを購入したので、木のベンチの様な座席だ。まぁ2時間位なら何ともないだろう。

 

セントラルステーションとは言っても、ここはヤンゴン。

高層ビルなどほとんど無く、すぐに風景は町外れにあるボロボロの家々、そして田んぼへと変わっていった。
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東南アジアの町と町を移動する時に必ずと言って言いほど見かける、トタンや竹や藁で出来た見るからに弱そうな家々。

少し強めのハリケーンが直撃すると、きっと潰れてしまう。

少年達が木で枠組みされた家らしきものの上に登って、トタン屋根を取り付けているのが見えた。

彼らにアースバック建築を教えたらどうなるだろうか・・・。
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移動の時、必ずと言って良いほど思い出す言葉がある。

ホーチミンで出逢った日本人の女の子旅人の言葉。

僕は乗り物酔いしやすい体質なので、あまり長時間の移動は好まない。

そんな話を彼女にしたら意外な言葉が返ってきた。

「バスや電車に乗ってるだけで風景が変わっていくなんて贅沢じゃないですか。」

確かに、日本ではそこまで意識しなかったが、外国では目に飛び込んでくる風景がまるで違う。

なんて贅沢なんだ・・・。

この旅初の長距離電車に僕の心は浸っていた・・・。
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バゴーに着いのは、日がちょうど落ちた頃だった。

小さい町だからと、宿の場所も調べずに来た僕の事を知っていたのか、一人の男が近寄ってきた。

「宿、どこ行くの?」

日本語だったから思わず二度見してしまった。

ミャンマーのこんなド田舎にも日本語を話す人がいるのか。

彼は1ヶ月間だけ日本語の学校に通い、その後は日本人観光客と話しながら勉強しているらしい。

何たる努力家。少しくらい話は盛っているかもしれないが、日本人が中学高校と6年間学んだ後に話せる英語のレベルと、彼のそれとは比較にならない。きっと生活の崖っぷちレベルが違うからだ。

彼のお陰でWIFIの良く繋がる宿を見つけられた。

 

 

翌日、早速バゴーを町ブラしてみることにした。

小さな町という事もあって、目的地を決めずにただ何となくブラブラしてみよう、と思った。

駅の方は昨夜歩いた時にはまだ屋台が立ち並んでいて人も多かったので、別の方向へ歩いてみることにした。

 

宿の目の前の幹線道路沿いに行くと、駅を挟んで反対側へ抜けられる。

反対側へ来ると民家が見えてきたので、そちらの方を覗いてみることにした。

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雨季とは言え、半日も前に降ったスコールは未だに爪跡を残している。

 

子どもがたくさん集まっているレンガ造りの建物があった。
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向こうから僕に手を振ってきたので、近づいて行くと、みんな一斉に逃げ出してしまった。

大人たちが、子どもを僕の方へ近づけようとしていたが、子どもたちはみな一様に嫌がっていた。

中には泣き出す子もいたので、早々に退散した。なんで?

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泥だらけの道、ボロボロの家。

 

からの、

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泥だらけの道、ボロボロの家。

町と言うよりと呼んだ方がしっくりくる。

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学校らしき建物と、たくさんの子どもたちがいた。

外から覗き込んでいると、先生や周りの屋台の人達が「中に入って見ても良いよ」とジェスチャーで教えてくれた。

 

やった。狙い通り。

 

中に入ると、ちょうど授業が始まるところらしく、子どもたちが席に着き終わる。

そしていきなり本の朗読が始まった。

一人一冊づつその本を持ち、朗読している。
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僕に読んでいる事をアピールしてくる子もいれば、

僕に気を取られて読むことを忘れてしまった子、

ただひたすら一生懸命に読み続けている子もいた。

 

彼らが持っているその本は、コーラン。

イスラム教の聖典である。

 

子どもたちがコーランを読み上げる中で、先生らしき大人たちは、特に何をするでもなく、ただ子どもたちの中心に座っていた。

一人、歩き回っている大人もいたのだが、彼は柔らかそうなムチを持っていて、時折子どもたちをひっぱたいていた。(そんなに痛くないと思うけど。)

 

どのタイミングで読むのを止めるのか、いや、読んでいる子もいれば読んでいない子もいるし、気付けば僕の周りに子どもたちが集まってきていた。

先生たちも特に注意したりしない。

今、自由時間なのか授業時間なのかがわからない。

 

ははーん。そっちがその気なら・・・

すかさず写真を撮って、別の集団の方へ歩く。
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中でも年少の子どもを見つけて近づくと、彼はビクッっとして泣き出しそうになったので慌ててそこを離れた。

 

この日、僕は罪の無い子どもを3人ほど泣かした。ごめんなさい。

 

横山笑来
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